暖かくなり、外時間が気持ち良い季節となりました。
お散歩の途中で足がつったなどの経験はありませんか?
この記事では、足のつりの原因と対処法についてお伝えしていきます。
足のつりの原因その① 水分不足によるもの
水分を摂る量が足りていないことが足のつりの原因のひとつです。
水分不足により、筋肉や神経を正常に働かせるための電解質(ミネラル)のバランスが崩れた状態となり足がつりやすくなります。
さらに足のつりは熱中症の初期症状のひとつに挙げられます。
春先は朝晩と昼間の気温差が大きく、予想以上に気温が高くなることも多いもの。
まだ身体も暑さに慣れていないため要注意。
こまめな水分補給を心がけましょう。
のどが渇いたなと思った時には水分が足りていない状態です。
運動時は15分おきくらいに一口、二口程度の水分を摂りましょう。
足のつりの原因その② 筋肉が硬くなっている
運動会の保護者リレーで足がつっている人を見かけたことはありませんか?
普段あまり身体を動かしていないと筋肉が硬くなりがちです。
そんな状態で急に運動したり、長く歩きすぎたりすることで足がつることがあります。
筋肉と骨をつないでいるところを腱といいます。アキレス腱が有名ですね。
普段はこの腱や筋肉中にあるセンサーが筋肉の伸び縮みをコントロールする働きをしています。
ところが過度の運動や水分不足により電解質(ミネラル)のバランスが崩れ、センサーの機能が低下すると「これ以上筋肉を伸ばせない!」と異常を感じて急激に筋肉を収縮させます。
これがつるという現象です。
身体の防衛反応のひとつなのですね。
足のつりの原因その③ サイズの合わない靴を履いている
これは私見になりますが、サイズの合わない靴を履いていることも足のつりの原因になるのではと考えます。
ふくらはぎの筋肉は足の裏や足の指の筋肉とつながっています。
試しにふくらはぎの足首に近いあたりを触りながら足指でグーチョキパーをしてみましょう。
ふくらはぎの筋肉が動くのが感じられたのではないでしょうか?
サイズの合わない靴を履いていると足の裏や指に余計な力が入ってしまいます。
特にゆるい靴を履いていたり、サンダルで長く歩いたりすると足に負担がかかり、ふくらはぎの筋肉も疲労します。
ちなみに足の裏や指がつった経験がある方もいるのでは?
足のつりの対処法
まずは座りましょう。
そして慌てずにつっている箇所をゆっくりと伸ばします。
自分のつま先をもってゆっくりと手前に引くようにふくらはぎを伸ばします。(かかとをつきだすように)
他に人がいれば、母指球と小指球に手のひらを添えてゆっくり押してもらいましょう。
ゆっくりと呼吸をしながら行いましょう。
決して強くもまないでください。
優しくさする程度にしましょう。
そして慌てずに水分を摂りましょう。
水でも良いですが、スポーツドリンクも効果的です。
スポーツドリンクの選び方についてはこちらを参考にお読みください。
普段からストレッチをすることも予防になります。
こちらの動画では股関節まわりを動かすこと、ふくらはぎのストレッチをご紹介しています。
まとめ
足のつりの原因は
水分不足
筋肉が硬くなっていること
サイズの合わない靴を履いている
といった原因が考えられます。
対処法は
水分を摂る
ゆっくり筋肉を伸ばす
日頃からストレッチをする
足のつりは熱中症の初期症状のひとつにも挙げられます。
油断せず、早めに対処しましょう。
あまりにも頻繁に足がつる場合には、思わぬ病気のサインかもしれません。
早めに医療機関にかかることをお勧めいたします。